(Newsclipより引用)4日、タイ北部チェンライ県チェンセンで、脱北者とみられる男女10人が不法入国容疑で逮捕された。北朝鮮から中国、ラオスを経由し、メコン川を渡りタイに密入国したとみられる。
このチェンセンという町には2度行った事がある。ガイドブックにも掲載されている歴史ある古都だ。外国人ツーリスト向けの施設もある。15年ほど前のビデオだが、映っているのはメコン川から観た対岸のラオス。数十キロ南にはチェンコンという町があって、そこには体長2メートルもの大ナマズが生息しているポイントがあるそうだ。日本のバラエティ番組でも放映されていたが、かなりの捕り物だった。
普通なら国は違っても交易があってそれなりの繁栄があるはずだが、社会主義のラオスでは市場経済はご法度。ご覧の通り対岸には何も無い。夜ともなれば真っ暗闇で灯りの欠片さえ見当たらない。脱北者が夜陰に紛れて密入国し易い地形だと思う。このルートを手引き暗躍するブローカーが存在するそうだ。ここからバンコクを目指すが、密入国であってもタイに入れば一安心というところか。取調べの後は韓国大使館に引き渡され、脱北成功という事になる。
PR