朝から澄み切った青空。こんな日はアウトドアに限る。
西宮市の甲山森林公園へ行ってきました。もちろんサイクリングで。
報徳学園前までは去年の今頃に一度やっているから地図は要らないが、そこから先は土地勘なし。
目指すは森林公園周辺のガイドマップをゲットすべく、まず「地すべり資料館」という所へ。
珍しい名前の館が何故こんな所に?
その訳は、阪神大震災が引き起こした地滑りで、当にこの地点で34人が亡くなったそうだ。
この資料館も震災前は民家であったが、一瞬で跡形もなく消えてしまったという。
自然災害の怖さを知ってもらおうと、西宮市が設立したと聞いた。
資料館に自転車置かせてもらって、ここからはハイキング。
背後の高台に行くと、山を切り開いた様な所に民家が密集。西宮市は関西のベッドタウンと知ってはいたが、崖地を造成したかの様な所にも民家がある。うーん、あのクラスの地震が起きたらこの辺りはどうなんだろうと思うと、お~こわー。
次に大阪平野が一望できるという展望台へ向かう。
この方角だろうと進むと、途中から猪が出て来そうな(実際に猪に注意と立て看板があった)細道に。
これは違うだろうと引き返すと、一人の小父さんが登って来た。
「展望台へはこの道でいいですか?」
いいそうだ、この道の方が近道だって。地元民しか知らないだろうな。
展望台に到達すると、左は京都・高槻方面から右の大阪湾までと、視野角150度くらいが一望と絶景。
阪神競馬場が眼下。
甲山は兜に似てるところから名付けられたらしい。
頂上まで309mだが、周囲は木々に覆われて見所無しと知って登山は止め。
帰路は来た道を引き返すのが一番だが、別なルートを下るとヘンな所へ出てしまった。
こうなると今何処の位置に居るかすら分からない。
尋ねようにも通りはアップダウンがキツイ上に、人が見当たらない。困った。
数少ない出会った人に都度尋ねてたどり着いた所が何と、さっき通った南入口前ではないか。
遠回りしたが、ここまで来ればもう迷う事はない。
1時間半ほど余計に歩き回ってヘトヘト。ああ疲れた!