この日は2度もBig Cに行ったね。
寿司コーナーでは売れ行きを見ながら、女性が一人で握っていた。
ディスカウントが始まる遅い時間になって、焼きそばパックを購入し、いつもの所に持ち込み飲みながら食べたが、不味くもないが旨くもなかった。
最後の1本はWで。
飲み終えようとした頃、テーブル席に居たファランがカウンターのオレの横に移り来て、
「外を眺めながら飲みたいんだ、此処いいかい?」。
彼はフィンランド人。北海道、本州、四国、九州と日本の地名を知っていたね。
「すまないが、オレはヘルシンキオリンピック、ノキア、バンドのスプートニクスしか知らないんだ」
自分は69歳と言い、殊更オレと同世代と強調していたね。
「オレは本州の大阪という町から来ました」
彼(まだ名前聞いていない)は二ランコンドに住んでいて、部屋は買い取ったそうだ。
11ヶ月/年はパタヤで、1ヶ月は母国に生活する繰り返しだと言う。
ミアノイ(愛人)は持たない主義と言うから、「それがベターだ、タイレディは問題ある」と意気投合。
タイ語も話せた。
その内、ここで一番若くてキレイなレディがこのファランにちょっかい出してきたから馴染みの様だ。
このレディ、一見若く見えるが本当は30歳前後ではないかと疑っていた事を伝えると、自称23歳、
名前はキーンちゃん、ラオスから来たそうだ。
へえー、それならここよりもゴーゴーか客付きの良いバーに行った方が売れっ子になるだろうに思った。
でも不思議な事に、このレディがペイバーされているのを見たことがない。他のおばさん連中がされているというのにね。
話しが弾んだのに帰るのは勿体ないと小瓶を追加した。
いわゆる話が通ずるジェントルマンだったね。
0時過ぎまで飲んでいた。