2/1日記より
ネット屋プリントに向かう途中、コーナー付近で「コボリ!」とお呼びがかかる。
声の方向を見遣ると、ジェラードがコインランドリーに居た。
「この前の写真メールで送ったけど、見た?」
「いや、まだ受け取ってない」。
おかしいなあ。で、彼の部屋に上がり、見せてもらうと本当に届いてない。
アドレスが間違っていたのか。
それならと、オレのメモリーカードから直接彼のパソコンにダウンロードしてあげようと言うと、
「ダウンロード方法知ってるの?」。
オイオイ、パソコン持っていてダウンロード知らないとは何事ぞ!
彼が喜んだのはミニサイアムと、mabprachanサイクリングのムービーで、それをコピーして欲しいと言う。
お安い御用だ。きっと想い出になると思うよ。
「今日は何をする?」
「今日は予定ないけど、明日辺り釣りはどう?」
ジェラードもリールだけは持って来ており、竿はこちらで買うつもりだったらしい。
で、急遽釣具屋へ案内すると彼は250Bの竿を買った。
しかし、釣りはやった事がないと言う。オイオイ大丈夫か、仕掛けは作ってあげたが。
ファランの握手はバカちから
今宵の寝酒は又もWとすると、先日Oさんと一緒した時に隣だったファランがまたやって来た。
その時も、「youはいつもジャッカヤーン(タイ語で自転車の意)で前を通っているから知ってるよ」。
今夜もオレのカウンター隣に席取り、「youは元気だね。毎日どのくらい走っているの?」
「少なくとも10kmは走っているね」。
彼は北海道の名前を知っていた。「北海道から南端まで何kmくらい?」、「たぶん二千キロ以上」。
「オー、big countryだ。自分の国はsmallだ」と言う。
このファランはデンマーク人で、ピーターさん。
今回は5ヶ月滞在。年齢も当てっこすると同い年と判明。
ゆっくりと喋ってくれるから分かり易い。国では普段デンマーク語で話しているそうで、近隣のノルウェーもスウェーデンも言語は違うが似ているそうだ。
彼は「自分は年金生活者で、バーツに換算すると1100B/日になるが、あなたはどう?」と言う。
「今は円が安くなっているから900B/日相当になる」と答えると、「この地でこれだけあれば十分だよ」と言っていた。
そして、ピーターさんは昔サンフランシスコに20年ほど住んでいたそうだ。
オレも25年前に西海岸を周遊したことがあり、金門橋、アルカトラズ島、Fishermans wharfの思い出を話すと、当然ながら全部知っていたね。
彼の右隣のファランも毎晩やって来る人で、ハルクホーガンみたいな髭を生やしている。
この人とも話していたが英語でないのは明らかだったから、
「もしかして同じデンマーク語?」と尋ねると、「そうだ」。
ここでホーガンと握手すると、ばか力で握る。手の大きさはオレの1.3倍はあったからね。
デンマークに来ることがあればこれで連絡してくれと、メールアドレス書いて寄こした。
その下に、LAESOE ISLANDと書いて、ここに住んでいるのだと言う。人口1800人の島だそうだ。
帰宅してからググると、レソ島というのがあるから、たぶんコレだね。
ピーターさんは明日も明後日も来るね。
Wはwifi使えるからパソコン持参でグーグルアースで遊んでみようかと、チラッと思い付いた。