1/24日記より
雑貨屋のテーブルで人待ちさせてもらっていると背の高いファランが近づいて来た。
見たことある様な気もするがハッキリとは思い出せない。
ファランはオレを知っているみたいだった。
「オレを知ってるの?、何処の国の方でしたか?」
「クロアチア!、一年前にあなた方にバーべキュー食べさせてもらった」と言う。
そうか、確かにそんな事あった。
彼曰く、「○○が居なくなったし、この辺りはすっかり変わってしまった」と嘆く。
ドゥディの空間が好きなファラン(オレもそうだ)が確実に存在する様だ。
アパートからアルノタイ、ドゥディを抜けてブッカウに達するまでチャリンコなら数分掛かる。
この数分の間がすごく良い。あそこで買い物して、帰りにあそこでメシ食べて、このルートを走ろうとか瞬時に想像巡らす。
夜もそうだ。このルートを行けば知り合いが居るかも知れない等々、想像しながら。
この通り抜けに要する距離の間、時間の間。この間が実に心地良い。