電話すると、お茶する事になった。
彼は年間の半分以上をパタヤで生活するリピーターだが、アパートは年間契約している。
某有名ホテルの×○を担当していた責任者で、多くの客に接していた所為か人を見る目は適格で、価値観はオレと共通する点が多いとリスペクトしていた。
Sさんによると、共通の知人であるKSさんが昨夏以来行方不明で、日本の自宅に電話しても「現在使われておりません」とアナウンスがあるらしい。考えられることは・・・
オレも2度大阪でお茶した人だったから、寂しいね。
お茶の後は彼のアパートに移動して話し続行したが、これもちょっと寂しくなったね。
Sさんも今年で70歳になるので女房との約束通りに、70歳までは自由にさせてもらった代わりに、今回を持ってパタヤを引き払い、アパートも解約してもう滞在はしないそうだ。短期でも来る事は無いだろうと言う。
そうか、とうとうその日が来てしまったのか。
オレにはもう少し時間はあるが、70歳になった時どういう状態(体力・気力)にあるか想像つかない。
部屋の備品等もらってくれないかと言われたが、オレは通年滞在者でないから置く所がない。
まっ、お疲れ様でした。理解ある奥さんとの生活だから日本での老後もきっと幸せな生活になるだろう。
Sさんはネットをやらないのでこのメッセージは届かないが、いつまでもお元気で、長生きして下さい。