仕度している時にジェラードから電話が掛かってきた。
「コボリ、何してるんだ?」
「Jちゃんと一緒に今からミニサイアムへ行くので仕度中なんだ」。
「ミニサイアムってどんな所?」
「写真いっぱい撮ってくるから、帰って来てから見せながら教えるよ」。
Jちゃんの車で行くのでチャリンコは置いておいて歩いていると、コーナーでジェラードがビールやって居るではないか。なんだ、ここから電話していたのか。
ミニサイアムを簡単に説明して、「何なら一緒に行く?」と言うと、
彼も同行すると言い出した。
園に入ると彼はいつもの様に哲学的な事を喋り出す。
「我々はライフという夢の中に居るんだ」。
「オレも毎日夢を夢見ているんだ」
「どんな夢なんだ」
「毎夜Jちゃんの夢をみているよ」。二人はgood answerと言って笑いこげたね。
「匂いがする。匂いを感じる事はとても大切な事なんだ。これこそが生きてる証しなんだよ」。
Jちゃんはジェラードが難しい話を喋るので、「ジェラードプートヤークマークプアットフア、難しい話しで頭が痛いよ」とタイ語で言う。オレには直ぐに分かったが、ジェラードはまだタイ語知らない。
ここもロシアンが多かった。
ジェラードはロシアンレディに、「ハロー、英語話せますか」と問いかけるが、殆どが無視するか話せないと返事する。懲りもせずまた次も。いいキャラだね。軽いノリで接するところが良い。
2時間ほど居たが、本当に楽しい時間だった。
一旦帰って、急ぎパソコンに取り込んで夜になってからさっきのビデオ見せに行ったら大笑いだね。
ジェラード、Jちゃんのキャラが丸出し。いいコンビだったと思う。
ジェラードは大阪のオレの家の電話番号教えろと言う。まさか国際電話掛けてくるのではないだろうな。今日の写真メールで送れと言うが、これだけの枚数をメールでは大変だ。
メモリーカード貸すから好きにコピー取っといてと言おうと思っている。
本当に良き仲間に巡り合えた。