和歌山は隣県ではあるが、何を隠そう、まだ行った事がない。
紀州徳川家が治めた城下町で、8代将軍吉宗は紀州の出とか・・・
「和歌の浦?」、聞いたことあるような、万葉集のなんたらとかで・・・
風光明媚で、由来の史跡が数々とある。
和歌山駅から見所をなぞって距離測すると20km余り。
そうだ、チャリンコ借りれないかと思いついたら、協会が運営するレンタサイクルが駅前にありました。
駅前のけやき道から42号線に入り一路南下すると30分で着いた。
まずは左手に干潟を見ながら片男波公園へ。整備されたキレイな公園です。
片男波と言えば、相撲部屋の???、由緒ある地名か。
干潟があるところから、山部赤人が歌った万葉歌「潮満ち来れば潟を無み」からきているとか。久しぶりにキレイな海を見た。
戻って、妹背山→不老橋→玉津島神社→紀州東照宮へ。
東照宮鳥居前で不覚にもカメラを落としてしまった。
シャッターがキレなくなって写真はダメだが、ビデオは撮れたから不幸中の幸いだったか。
東照宮も天満宮も高台にあって、ここで体力消耗しては目指す高津子山展望台まで持たないとここはパス。
山頂展望台は絶景です。市内全域が見渡せる。淡路島はもちろん、四国まで展望できました。
雑賀崎を抜けて、番所の鼻までルートに入れていたが、此処は激しい坂道とかで直前にスルーした。
奨められた電動サイクルにすれば良かったかな。
最後に和歌山城へ。
和歌山城と言えば、オレ達世代には何たって「和歌山ブルース」。
ダサいと思われようともこのメロディを挿入してみた。
詞にある「ぶらくり丁」は、今ではすっかり寂れて昔の面影はないとか。
(0:58方向がぶらくり丁方面)
和歌山城天守閣と高津子山から、それぞれ360度風景(2:32が四国方向)
ここで和歌の浦のうんちくをひとつ、と言ってもネットでかじっただけだが。
その昔(昭和30年代?)は新婚旅行のメッカだったそうだ。
交通網の発達に伴って旅行先が宮崎とかへ移ったのが没落の始まりとか。
その所為か、廃業旅館らしきが点在していた。
代わりに高台には特別養護老人ホームが目立つ。
遠目に映える龍宮的な建物の近くまで来ると、リゾートホテル風的造りで如何にも高そう。人生の終末をこんな風光明媚な温暖な地域で迎えられるのは幸せなのかも。
まぁ、金があればの話だけどね。
話によると、紅葉の季節もまた好いそうだ。
「折りみてまた来ます。その時は電動サイクルにしますから」と告げたら、
「ちょっと試してみますか?」
試乗させてもらうと、これはスゴイ。ペダルが何と軽い事よ。
旅と言えばこの頃タイばかりだが、国内もいろいろ行ってみたいな。