新規なスポットを探訪しよう。
目指すはカオノイのもっと先、ブーンサンパンsoi 9から入ってマブヤイレアsoi 24に抜けたところにあるT.T。
soi 7は標識があったから次のsoiのはず。ところが次には標識が無かった。
でも前後にはこの道しかないから単に標識が外れているだけだろうと先に進んだ。
人通りも少なく民家も点在程度のこのエリアにも英語看板があり、ある所ではファランが所在無げにしていた。
ついにこんな所くんだりまで来てしまったか。
しかし、T.Tが見つからない。
おばちゃんに尋ねた。おばちゃんはオレのタイ語がまずいのかキョトンとしている。代わりに飯を食べていたオッチャンが来て、「タノンニーソイバーアライクラップ、このソイは何番ですか?」と尋ねると、オレの知らない単語ばかり出てきよった。オレはこのソイが9であるかどうか知りたいだけなんだけど。
今日は諦めよう。だが勉強になった。こんな所にも人が居て生活を営んでいる。そしてこの街は思っている以上に広い事が実感できた。
帰りはタラート近くのテント食堂でまたも定番のカオパットで昼食、40バーツ。
このままアパートに帰ってもなあ。そうだ、ダオカフェに寄ってみよう。
キレイなプールがあって、ファランが9人いた。
ダークサイドに行き始めて気付いたが、初対面の場合は、「何処の何者?」風情で迎えるんだな。
ここはそういうエリアなのか。オレも顔見知りになればニコニコで迎えてくれるかと期待はするが・・・
ビアチャーンを注文。
プールでは3人の子供がはしゃいでいる。
オレのテーブル近くに泳いで来た時、「サヌックマイ、楽しいかい?」
「うん、楽しい」
オレが口もぐもぐさせているのを見て、
「ギンアライ、何食べてんの?」
「ロンタムギンノイ、ちょっと食べてみる?」というと、みんな水から上がって来て手を差し出す。
そしてちゃーんとワーイする。エライ、やはり躾だな。
「ターイループ、写真撮ってえ」
数枚撮ってから、「君たち、好きに写していいよ、こうやったらビデオにもなるよ」と教え、カメラを渡したらこんな映像になっていた。
さすがはお姉ちゃん、ナレーターみたいに喋っているが、このレベルはオレにはチンプンカンプン。
(7歳の妹が写したもの。最後のコマはオレを撮っていたのでこの先カット)
ここらで視線を感じた。おばちゃんやファランも何人かこちらを見ている。
フラ~と入って来て、子供たちとコミュニケーション取れている不思議なアジア人とでも映ったのだろうか。
お姉ちゃん(9歳)が、「何処に住んでいるの」
「自転車で20分のところのARNだよ、知っている?」
「知っている」
更に、「此処には次いつ来るの?」
「君たちはいつもここで遊んでいるのかい?」
「毎日じゃない。次はシップイットソーンに」と、どうやら学校が休みの時だけ来るようだ。
このカフェも子供達も一期一会のふれあいでヨシと思っていたが、「次いつ来るの?」と尋いてくるという事は・・・
咄嗟に、「また来るよ、君たちが撮った写真プリントして持ってくるからね」と約束した。
自転車に跨る所まで追って来て、「バーイ・バーイ」と手を振る。
「よっ、よさないか、歳とるとプチ・ウルルンくるじゃねえか」。
子供達にも一時の、オレもまた良い時間つぶしになったよ、有難う子供達。
来週、必ず行くからね。
無題