14日目にして色黒おばさんがそこに居たが、このおばさんの「あなたが買ってやりなさい」の件以来、印象悪く、苦手なタイプにしている。
でも、ハースがお出でお出でするし、ハワイアンは半年前に飲み合った仲間だから仕方ない、1本付き合うとするか。
ハースは、「何故もっと早い時間に来ないんだ。明日はドリンク奢るから早めに来い」と言い残してチョンプーとこの後何処かへ消えた。
残りは色黒、ハワイアン、オレの3人だけ。
色黒が席を外してる間にハワイアンに訊いてみた。
「半年前に我々はあそこの軒先で飲んでいたでしょう。その時いつも一緒だった片腕のアイリッシュをずーっと見かけないけど、此処にはもう住んでないの?」
「彼はビザ期限後も居続け6ヶ月の不法滞在で強制送還された。今はアイアランドに居るはず」。
そうなのか、半年前にはここに永住すると説明していたが、その時点でビザは失効していたのか。
何日か前にシスターに尋ねたところ、「今月末に戻って来る」と聞いていたが、強制送還だったなら相当期間入国禁止になるはず。タイ人おばちゃん情報もあやふやだな。
加えてハワイアンは、「デイブは(アイリッシュの名前)、この女をワイフとしているが、実はワイフはもう一人のハズを持っている。つまり二人のハズだ。デイブはそのことを知ってない」。
タイではよくある話だな。騙したヤツが悪いのか、騙されたヤツが悪いのか。
この後バー街を流してみたが、もうひとつ乗り気になれず、地元に戻ろう。
途中で屋台摘まみを40B買ってWに着くと、注文してないのに直ぐにビアチャーンとアイスが届いた。
「オレ、まだなーんも言ってないぜ」
「ユーはいつもコレでしょう。用意しておいたの、へへへ」
そうか、もう馴染み客として見てくれてるのか。
そうか~、
想像だけれど