今回もICレコーダーを常時携帯していた。
何時、何処で、何してた、幾ら遣った、発見、気付いた事、感じた事、逐一記録して、あとで日記にまとめる為にね。PCで再生すると時間まで正確に分かる。 これらを59日間記録したからね。
当分はこれをブログネタ、「想い出シリーズ」としよう。
まずは、飯島直子編から、
半年前の帰国前夜、とあるバーを通りがかった。 スツールに腰かけると、レディがオーダー尋きに来た。

アッ、飯島直子似だって瞬間思ったね。
普通はWhat would you・・・だが、レディは「ドゥームアライカー(何を飲みますか)」と来た。理由はあとで知った。
暫くするとファランも入店。彼らは直子にサイン送る。直子もそれに応えている。
そうか、ここでは彼女はファランに馴染みで人気者なんだと判明。で、オレを含めて3人ぐらいの掛け持ちしていたね。しかし、ファランは話しかけているが直子はニコニコしているだけ。
で、訊いてみた、「ファランとは何語で話してる?」
「私、英語は全く出来ないのよ。だから何言ってるかさっぱり判らないから困っている」と。
そうか、こういう所ではタイ語は武器になると、妙に優越感に浸ったね。
しかし、明日は帰国日。荷造りもあるし時間切れで終わった。
こういう話に目敏いIさんに帰国してから、「飯島直子似が居る店があるよ」ってメールで教えた。
Iさんは直ぐに、また数日毎に行ったそうだが結局会えずじまいだったそうだ。
移り変わりの激しい世界だからそういう事もあるだろうで話題にする事もなくなっていた。
今滞在も行ってみたがママも代わっており、直子はもちろん見掛けない。
ところが4日目の夜、何気に前を通りがかったら、見覚えのあるレディがカウンターにいた。目を細めてこちらを見ている。そう、直子だ。たった一回だけなのに向こうもオレを思い出した様子。で、いろいろ話したね。
帰国した直後に自身もピサヌルーク県の田舎に帰っていた事など。道理でIさんは会えなかったはず。
「今回二か月と長く滞在する。近い内メシでも食べようか」で再会を約束。
Iさんに翌日、「ビッグニュースだ、飯島直子が戻っているよ」と伝えると、 「じゃ、今晩早速行こう」。
二人で行ったね。ところが見当たらない。
ママに訊いた、「彼女は居ないのかい?」
「急用でピサヌルークに帰ったのよ、一、二週間でまた戻ってくると思う」。そうか、残念。
以来、帰国まで現れる事は無かった。
一期一会ならぬ二期二会だったが、これも旅のひとコマ・・・
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