カチカチに凍らせたペットボトルをクーラーバッグに詰め、帽子はカウボーイハットに、陽除け長袖(女性がよくやっているやつ)を装着するなど暑さ対策は万全で準備完了。慣らしサイクリングへ出発した。
徐々に慣らしてから長めにチャレンジしよう。
通りは大型の商業施設も点在するなどビーチ側の喧騒とはかけ離れている。
緩やかなアップダウンだがこの炎天下ではさすがに堪えるね。
約7kmをゆっくりゆっくり二時間半ほどかけた。
アパートに近くなってきたところで見覚えのある女性とバッタリ。
チョンプー(紫の意味)おばさんではないか。
「いつ来たの?、前と同じアパートなの?、これ私のシスターがやっている店なの、一本飲まない?」
「ほんならちょっと待って、見せたいものあるから」と一旦パソコン取りに戻って前回のビデオを開けると、うんうん、いろんな人が映ってると喜んでくれた。
その中の一コマにブライアン小父さんも映っていて、「これ、あんたの恋人だろう、今はイギリスに帰っているのかい?」と尋ねると、「もう奴の事は言うな!」とさ。
で、聞けば別れたらしい。金の切れ目が縁の切れ目というやつか。ここではよくあるパターンだ。今なら言えるが実はあの二人うまく行かないのではと予感していた。
「オレは日本ではこんな事やっているんだ」とサックスビデオを見せると隣のファラン(ノルウェイ人)も身を乗り出して半信半疑の眼。映像を凝視して見比べながら、「ホントだ、アンタに間違いない、good!,nice!」を連発してくれるではないか。まぁ、お世辞とは分かっているけどネ。
入れ替わり来たファラン(イギリス人、32歳)も面白かった。
「27で結婚してワイフは42歳」だとさ。
5年の生活を経て、今は一人でパタヤ住まいか。
で、「オレは二か月滞在するけど、あんたはいつまでいるつもり?」と尋ねると、
Forever !(永久に)と反ってきた。