階8室で5階建て。管理室、ランドリー、美容室等を除くと40室足らずか。中規模クラスのアパートだった。
満室だったから平均1・5人居住として50人程度が住んでいるだろうか。
この中でほぼ毎日顔合わせるのがファラン5-6人、おばちゃん5-6人とオレ、それに夕方に来るbabyと、いつもガーデンに集う連中は決まっている。飲んで、食べて、ぐだぐだ喋っているだけなんだけど結構楽しい時間だ。
では、どんな人達か、紹介しよう。
初日、「Are you Japanese?」で話しかけてきたマルカノさん(イギリス人59歳)。彼曰く、イギリス人はクレイジーだと。
さっきまで斜め前のランドリー店前で騒いでいたファラングループがいたのを知っていたが、真夜中であの騒ぎとは迷惑千番と思いきや彼もそのクレイジー仲間の一人だったのにである。
このアパートで最初に接したファランでもある。
そして、「タイでは絶対不動産買うな、必ず騙される。多くの同国人が財産失っている」と。
また、「タイの女には気をつけろ!」とあり難いアドバイスもらった。
このマルカノさん、年末から姿見えなくなったので帰国かと思っていたがまた戻ってきた。
カンボジアに行ってたの事。ナイスだったと言っていた。
考えてみりゃカンボジアはここから直ぐのところだし、オレも機会があれば・・・
グラハム・スミス小父さん(イギリス人66歳)
Tomorrow never comeで盛り上げてくれた人。
彼とはアパートのみならず街中でも数回バッタリ会ったのは行動思考回路が似ているからか。
名前忘れた(イギリス人65歳)
彼はガーデンで時間潰しやっているが夜も出掛けようとしない。
尋ねると、昔はsoi7,8やWSへ毎晩のように出掛けていたがso expensive(高過ぎる)だって。短期ならともかく、ロングステイではその考えは全く理解できる。食事もブアカウマーケットで済ませるなど一般のタイ人同様に質素な生活ぶりだ。
でも、キーニャウ(けちん坊)ではないよ。ビールも奢ってくれたし、オレも奢り返したけどね。
チョンプーおばちゃんは彼の恋人。
ソイおばちゃん
正面の雑貨屋で酒も売っているが、時々昼間から酔っ払っている。
そこで、「酒売りが先に酔っ払ってどうする。いいあだ名をつけてやろう、
キーマオ・ソイ(酔っ払いのソイという意味)でどうだ」と。
それに、「歳はいくつ?」
「46」
「オレと同じじゃねえか」
「46と64じゃ同じじゃないわ」
「いや同じだ、数字の順番が違うだけだ」と、オレがトンチンカンな屁理屈こね回すと、
「あんたはバーロー(クレイジー)とかチントン(バカ者)」だとさ。
このソイおばちゃんには明日帰国する旨伝えると、
「寂しいよ、次も必ずここに泊まってね」ときた。
クリーニングおばちゃん
朝から晩までクリーニングやってるわけではない。
空いた時間には料理作ったりして摘み代わりに食べさせてもらった。
その分ビールを奢らされたりしたけど、焼肉は旨かった。
マネージャー
LKメトロでIrish pubのマネージャーやっているから飲みに来ないかと誘われたが、ここはいつも盛況でファラン憩いの店。アジア人がフラッと立ち寄れるとこではなかった。
Rekaおばちゃん
日本語ペラペラ。茨城県に居たそうな。
オレの真上の3階に住んでいた。
なんたって主役は彼女。
みんなのアイドルというかマスコット。
他に毎日顔合わせるイタリア人がいたが、この人は何をしているのかさっぱり分らなかった。
オレ達のテーブルに加わるわけでもなく、ただアパート周辺をうろついていた。