先輩から、「今晩空いてるか? 飲みに行こう」と誘われたのはまだ二十歳前ごろの話。
案内されたのがナインモール九条商店街の南側に並行する千日通りにあるスタンドバー。
カウンター10席足らず程度と小じんまりした店で、ママとポッチャリ型のジュンちゃんというお姉さん(25歳ぐらい)の二人でやっていた。
まだカラオケ機器もなく、ギター抱えた流しが「一曲如何ですか?」とやっていた時代だった。
ジュンちゃんは歌が好きで酒を煽った勢いで客を前に自慢の喉を披露していた。その時聴かされたのがお得意の「愛してちょうだい」。
もちろん上手だったし、情感たっぷりお色気振り撒く歌いっぷりに大人の女性と憧れたものだ。
数日経ってから、「先輩! あそこまた行きましょうよ」
「何だオマエ、ジュンちゃんに惚れたんか?」
そうじゃなくて先輩がジュンちゃんに気に入っていてオレが出しに使われてるのを知っていたからオレ也に気遣ったつもりだったが。
このジュンちゃん、70歳くらいになっているはずで、大人の女性からしっかりとおばぁちゃんになっているだろうなぁ。
この動画見つけてその頃を思い出した。現代は便利。こうして簡単にビデオを探せる時代になったんだから。
それにしても大月みやこさん、昔と変わらないような・・・
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