何が違うかというと息遣いが楽になったということ。
特に最低音B♭は初心者が出すには難儀で、旧器では裏返ったりした。しかし、Newはキーに工夫がされていて左小指が動かし易い。
少ない息でもしっかりと鳴り、管自体がビンビン振動して指と唇にも伝わって来る。コレだコレ。
ここで気付いた。旧器では20年振りに開けた時点で先に点検調整に出しておくべきだった。一応音階になっているからと無頓着だったが、眠っていた間にもパッドは劣化していたはずで、鳴りが薄い分おそらく力でねじ伏せてやろうみたいな無理やりな息遣いでやって来たと思う。これを直すにはちょっと時間を要するかも。
達人は「今日は鳴ってくれるかい」みたいに対話しながら取り組むそうだ。
楽器とはかくして微妙で繊細なるものだったんだなって改めて思う。
あれから3年経て知識もそれなりに増えている。サックスはやはり音色が華だな。
そうと知ったからにはNewを機に、アプローチ方法も再考しなくては・・・
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