いつものカラオケ店がリニューアルオープンの初日。
こんな時こそ駆けつけないと、持ちつ持たれつの関係はまだ続けたいからね。
近くの部屋からアルト音が漏れ聞こえてきた。ご同輩が居ると思うと妙に安心感があるが、その人はスゴイ上手。まもなくしてノック音が響いた。
「サックス音が聞こえたもんで・・・」
「上手な方が練習しているなと私も感心しておりましたが、あなたでしたか」
「私はここでジャズサックスを教えている者です。よろしければ・・・」と。
名刺の写真はどこかで見たことあるような。
「もしかするとホームページにある方ではありませんか?」
「そうです、本人です」
3年前始めた頃、「中高年から始めるサックス・・・」みたいなタイトルで存在して重宝していたが、帰宅後に調べると当ページが本になって出版され、HP自体は無くなっていた。新HPがここ、http://kose-sax-flute.jp/
彼は教える傍ら、ライブやらで活躍しているプロと判明。道理で上手なはず。
お薦めだというファットリップを目の前で見せてもらった。
「そのアンブッシュア、真似たいので写真撮らせてもらえますか?」と頼むと快くOK頂いてロングトーン中に一枚パチリ。
まるで別物の響きがする。さすがプロだ。23年前タイで聴いたと同じサウンドだった。
写真見る限り口周りアゴ周辺に力を入れてるように見えるのだが本人に訊けば力んでないと言うだろう。そこら辺がアンブッシュアの極意か。真似たいが・・・
(掲載は菊地氏本人の承諾得ております)
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