今回は偶々タイの総選挙日に遭遇。
立候補者のポスターはご覧のとおり、歩道の木やポールに括り付けていて、
子供なら全身隠れてしまうほどの大きさがある。
大人二人がすれ違うのがやっとの歩道幅なのにこれが設置とあっては日本でなら障害物として苦情が出るのではないか。
投票当日の14時頃だったか、ホテルロビーではスタッフがTV中継を見入っていた。
アナウンスは理解できないが画面には数字が現れ、トップとその下段には2倍近い開きがあり、もしかするとタクシン派と反タクシン派の票数ではないかと尋ねるとその通りだと。普段は物静かなタイ人だけど、昨年の流血騒動を踏まえてだけに今度の選挙には大きな関心持っていると見た。
正式な新政権が発足し、公約にあった最低賃金、学卒初任給の大幅引き上げ実施となると、ある有識者は280万社ある企業のうち100万社は倒産するだろうとの予測意見も。
賃金が上がって悲しむ者はいないだろうが、ばら撒き政策はポピュリズムとしか見えない。
北部・東北部と東部・南部という二つの国が出来てしまった観のあるタイだが、あからさまに兄が院政敷き妹が執行役という図式が見え隠れとなるとまたひと悶着か。
単独可能な票差なのに5党連立とはカムフラージュと見る向きもあり、新政権の行方に注目。
この記事にトラックバックする