開演15分前に入場とあったからその通りに到着したら師が待ち構えていて、「30分前に来るようFAX送ったが見ませんでしたか? 音だし出来たのに・・・」。
FAX機の赤点がピコピコしていたのは不達警告信号だったのか。原因は紙切れ。
レッスンでもいつもは最初の1,2分は音だし・呼吸準備して臨むのだが、肝心の本番でそれが出来ないとは・・・ちょっと心配になってきた。
しかも、もうすぐ開演というのに、今度は、「このCDが使えません。他の伴奏に合わせられますか?」と来た。
練習ではこのCDで合わせてきたからこそ何とか伴奏も聴き取れ、リズムも合わせられるようになったのに、突然他の音源でと言われてもメチャメチャになるのは目に見えている。それなら伴奏なしの方がベターと結論付けた。ラッキー、これで伴奏に乗れるか心配せずに済みそうだ。と一瞬喜んだ直後、スタッフが「CD使えます」ときた。
やけにドタバタするなぁ。
出演者は全部で20組でそのうちサックスは4人。オレはサックス部門の2番目に組まれていたが、前の一人が欠席したとあってこの部門では最初のプレーヤーになった。全体でも4番目とあり、「1番目が終わると直ぐに向こうのついたて側に移動して準備していて下さい」と言われ、ドタバタと入り交じってちょっと焦り気味。
気がかりは全く音だしやってない事。師からは、「紹介アナウンスが読み上げる間、うしろを向いてちょっとだけエヘン・エヘンみたいな音だしやっては」とアドバイスあったが、アナウンスが始まるとそんな事はすっかり忘れてしまい、一緒に自己紹介を聞き入ってしまった。
六拍半の前奏が流れ、♪ソソラシードーレシレシ------
懸念が当たってやはり、♪ソが上擦ってスタートした。
(続)
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