鍵は部屋の中にある。スタッフが来る朝までベランダで寝るしかないのかと思い始めると酔いも醒めてきた。
さあ、どうする・・・
考えあぐねた結果ベランダ伝いの隣室に泊り客が居るかもしれないと思いつき、身を伸ばしてノックしてみた。
すると昼間レセプションで見かけた年配のタイ人女性が不機嫌そうな表情ながらも事情聞いてくれて内側から部屋に入ってもらい、開放された。あの瞬間の安堵の気分は例えようがなかった。
翌朝、改めて御礼を伝えようと飴一袋を携え隣室をノックしたら何と、そこにはブロンドヘアーの女性二人連れが居て、何の御用ですか?と。「キツネに摘まれた」とは正しくこの瞬間のオレ。
今でもあのハウスの造りはどうなっているんだろうかと、時々思い出す。
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