久し振りにタイに関する四方山話をひとつ。
タイではタクシー会社というものが存在せず、日本の様にxxタクシーとかの社名はない。ドライバーは個人事業主で、車は一日いくらでレンタルされ、諸経費を上回る売り上げがあれば利益、下回れば赤字ということになる。
タクシー業のライセンスは必要な様で、フロントガラスに写真入証明書が貼り付けてある。が、これはいい加減なもの。写真とは別人が運転してる場合もある。訊ねると、「この人は今日はマイサバイ(病気)だから代わりに運転している」と・・。
帰国日、いつもの様にタクシーを拾い、「空港まで」と告げると、「うん、分かった」てな調子でうなずく。ところが高速道入り口に寄ろうとしないので、「運ちゃん、空港だよ、分かってんの?」と言うと、「空港は行った事がない」と返事。そんなら何故乗車させたんだと言いたいところだが、言っても無駄だと知った。言葉交わすと様子がおかしい。運転しながら身体を揺らしているし、目はトロンとしている。酒のニオイはしないので直感で、タイでは珍しくないクスリのせいだろうと理解した。「もう空港は行かないから降りる、停めてくれ」と告げるも、運ちゃん言うことを聞かない。車間距離が定まらない走行ぶりに、この状態で高速道に入ってしまえばどうなるか、一瞬凍りついた。
ところがこの事態、バンコクが世界に誇る「渋滞」が救ってくれた。隣席の友人に、「次の信号か渋滞で停まったら左右のドアーを同時に開けて飛び出そう」と、話しかけ。いち・にい・さん・で無事脱出成功するも冷や汗ものだった。
タイは東南アジアでは安全といわれているが、事件・事故・共に、人口比ですれば日本の数倍はある。
関空に降り立つと、なんと静かで落ち着いた街だ。日本人であって良かったと、いつも思う。
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