朝七時に下着姿でベランダでまどろむと、少しヒンヤリ感じても気温は21度。
対して、昨日の大阪は湿り雪が降ってたみたいで、この時期に日本を脱出して良かった思う瞬間だ。
半年前にはほぼ毎晩のようにWに来ていたKenだが、一ヵ月目にしてカウンターに居るオレを見つけて話しかけて来た。今は用事があるので後日また一緒に遊ぼうと言う。
有難いね、こういう知り合いが居るとは。
「あんたはファランかぶれしている」と言い放った日本人はとうとう立ち行かなくなったのか、帰国してしまった。
もう一人のお爺さんは「ファランは体臭がきついから近づかない」と引き籠っている。
日本語でしかコミュニケーションとれないのに、外出すれば出会う人のほぼ100%が外国人のこの国際都市に何故住んでいるのか。
「友達が来るからアパート探してくれないか」と頼まれた。
友達なら自分で探してあげればいいだろうに、何故他人に?
相手が何いってるかさっぱり理解できないそうで、自分では交渉できないそうだ。
こんなのに限って、あのアパートはどうのこうの、って事ある毎に駆り出されのは目に見えているから厄介だ。
この地で起きる事は全て自己責任。自分で交渉し、自分で解決しないと。
この地の同邦とは節度ある距離感を持って接することが肝要との想いは増々強まった。