土産の仮面とピッコロを渡すとパイリーンは近所の子供たちと遊び始めた。
子供は遊びの天才だね。わずかな事でも遊びに替えてしまう。
ビデオ撮り遅れたから「イークサック、もう一度やれ」と言うと、子供らはオレが普通にタイ語話せると思ってしまうのか。でも一人のハーフは英語も話せて大助かり。
Wの正面カウンターに見覚えのあるファランが居て、昨年同時期に同じアパートに住んでいたスカルマーフィではないか。
オレから話しかけた。
「覚えてる?」
「Yes Nice to see you again」と握手。
今回も同じアパートで同じ部屋番号だそうで、3ヵ月滞在。オレと同じパターンだ。
Wでの過ごし方もカウンター族であまり人に干渉されたくないみたい。そこら辺りも同じだね。
見覚えの顔があると安心感がある。