空港行きバス予約を済ませると、帰国が近いと実感してきた。
日本へ帰れる安堵の気持ちと、すっかり慣れ親しんだ当地を離れる一抹の寂しさが相半ば。
身体は一つしかないから日本で生活するか、こちらで生活するかの択一だけど、比較では日本のそれは単調だ。昨日も今日も、そして明日も明後日も同じだ。
比べてこちらはどうか。新しい出会いや触れ合いがあるし、昨日も今日も同じはまずない。
それが証拠に毎日書ける材料がある。考えようによってはエキサイティングだ。
しかし、年間通じてまたは当地に移住したらどうであろうか。
おそらく単調な生活になると想像する。
それにしても暑い、暑過ぎる。
日本なら真夏は梅雨明けから9月初旬ごろまでの一か月半か。
それがここではもう3ヵ月も続いている。避寒に来たとしてもこうも長く真夏だと、もういいやと思えてくる。
帰国した翌日はもう3月の声で、一ヵ月も経たぬうちに桜便りか。
一年って本当に早い。
そうこうしている内にまた一つ歳重ねる。