通りがかると服売りのおばさんは店仕舞いで、商品車に積み終えたところだった。
初日にシャツ2枚買って以来、ほぼ毎日顔合わすようになってから友達みたいになっている。
「ペンゥガンアライバーン、商売はどう?」
「今日は良い一日だったよ。5000バーツ売り上げたからね」。
住まいを尋ねると、昨年だったか火事でムエタイスタジアムが燃えたそこのすぐ近くらしい。
賃料4000Bでエアコン冷蔵庫など全て備わってるとの事。
週に一度は食べるかつ丼の店に二人連れがやって来たが、席が無い。
席を譲る為に一人で居た男にオレが相席を求めたところ、二人は座れた。
相席した男は中国人かシンガポーリアンにも見えたが、日本人で北海道出身のH氏との事。
店の経営には関わってないが、壁に貼ってあるメニュー書きは自分が書いてあげたと言う。
道理で、あの文字は日本人でないと書けないと思っていた。
あの味はレシピだけでは出せないと想像していたが、やはり店は夫婦でその昔シラチャーで15年程日本食レストランで修業を積んでいたそうだ。
週に3日だけここで営業している理由も判った。
あとの3日はサウス辺りで屋台をやっていると言う。
これで先日ワンさんがコーパイで和食屋台があると聞かされた事と結びついた。
和食経験15年積んだ夫婦がタイ料理屋台をやるだろうか。
やるなら和食ではないか。サウスとコーパイは極近い。
残り日数少ないが、Weekend Marketが開かれる週末辺りにはあの辺を通るから、もしかすると・・・、