と言ってもこれは明日、タイ全土で行われるイベントの話。
先祖がこの世に帰ってくることができるとされる年一回の伝統的な行事だ。陰暦12の月の満月の夜に行われるので、年毎に異なり、今年は11/2になっている。
過去2回観覧したが、一回目がチェンマイで、直近ではパタヤビーチでだったがもう4年も経過している。
発祥の地、スコータイでのそれが最も華やかで盛大らしいけど、チェンマイも負けてはいない。パレードを取り囲む人々、ピン川の両岸でクラトンを持つ人、市内全人口が集まったかと錯覚するくらいの人出だ。
日本でのお盆の灯篭流しにも似ていて、ノスタルジーにも浸れる。
ビデオは2005年、パタヤでのものだが、川が無いパタヤには代りに海がある。
BGMは1988年にヒットした「サバイ・サバイ」を挿入したが、歌手はこれまたタイの大スター、トンチャイ氏。
彼を一躍スターダムに押し上げたのが、TVドラマで主役を演じた「メナムの残照」、タイでのタイトルは「クーカム」。彼が扮した日本軍人コボリ中尉とタイ人女性のアンスマリンとの悲恋物語だ。このドラマを知らないタイ人はまず居ない。
俺の名前は覚え難いらしいが、これはタイ語にない「シ」の発音が含まれているからか。例えば、タイでも栽培されているコシヒカリは当地ではコチヒカリと発音している。
なら、「コボリ」ではどうか?、と試したところ、これが大受け。最初は驚き、次に落差に怒り、最後はあきらめか。中には「ディチャンアンスマリン」と返す輩もいたが、そりゃ、聴きなれた名前だもん、すぐ覚えてくれたし、面白いと思ってくれたのか、打ち解けるには効果絶大と知った。以来、HNをKOBORIとした由縁でもある。
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