もうそんなに長く住んでいたのか、二度目の散髪。
嫌でも鏡の中に自分が見えるが、随分黒くなっている。
話さなければタイ人に見えるのか、先日もロオッ店で若い女性がタイ語で話しかけて来た。
寄付集めと想像したが、エムさんが「この人はタイ人じゃなく、日本人」と告げると急に話止めてしまった。
ジェイサンパパと仲良くしていた若いレディが最近ラウンジに出入りしている。
雇われでもなく、いつの間にか来ていつの間にか居なくなる。
昔ならサービスガールなのか客なのか判別できなかったが、ずばり、フリーランサーだろうな。
この手合いはいろんな所に出没する。外国人が集まりそうな食堂や、飲み屋、マッサージ屋、ビューティーサロンに、業務終えたランドリー店などにも。
彼女らは片言や流暢含めて一様に英語が話せる。
「do you have husband?」 オイオイ、それは「do you have wife?」でないのか。
あるいは、youとIを取り違えて、自分は英語話せると平然としているのも居て様々。
このフリーランサーの狙いは、「あなたの滞在中、あなたの現地妻として振舞います。
ついてはその対価を払って下さい」。有り体に言えばこういう事であろうか。
どこにも所属しないから拘束されず、気楽な稼業だ。