着いた時、ピムちゃんは電話していたがオレを見た途端に「コボリなんたら」と言い始めたから誰と話してんだろうと思うも、タイ語オンリーなのでさっぱりわからん。
電話終えたピムちゃんの説明は「電話の相手は東京に住んでいるタイ人の友達。そこへちょうどコボリがやってきたので、友達がタイの食材を欲しがっているからコボリに日本まで託して、そこから東京まで郵送してもらえないか」と、その相談をしてたそうだ。
承知すると、ピムちゃんは「ちょっと待って、友達と直接話して」とスマホ渡された。
ラインとかいうアプリでは国際電話はタダだそうで、「ピムちゃんから聞きました。問題ありませんので来週日本へ帰り次第送りますから」。
ピムちゃんが急ぎ繕ったのは3㎏以上はありそうだが、まぁなんとか範囲内で収まりそうだ。
普通帰国時に税関では、「何か頼まれ物はありませんか」と訊かれるけど、これなどその頼まれ物に該当するが、中身は透明なビニール袋に明らかに食材と分かる物。
もちろん素性の知れない人から中身の見えない物なんて絶対に預かれない。
ついで、「次来るときに私にこれ買ってきて」とサンプル示された。
ピムちゃんは東京のタイ料理店で働いていたそうだから日本の味も知っていて、このフリカケをご飯に乗せると美味いんだそうだ。
オレは運び屋になってしまったか。
まぁ、知り合いが増えると頼み頼まれ事も増えるという事だな。