95年5月初旬だったと思う。ニュースでテレサ・テンがチェンマイで亡くなり、滞在していたというMae ping hotelが映し出されて驚いた。ついその前まで俺は直ぐ近くのTha pae place hotelに宿泊していたし、期間中Mae pingには2度ほど食事に行った事もあって知っていたからだ。俺は山岳少数民族を訪ねるトレッキングツアーに参加するつもりでチェンマイ滞在中だった。
その時撮ったビデオがこれ、Trekking in north Thailandhttp://www.youtube.com/watch?v=LPsoDP_w-ps&feature=channel_page
俺達が一階で食事中に階上ではテレサがぜん息療養中で苦しんでいたんだ、とあとで知れば気の毒な感じがした。デビュー当時の彼女は可愛かったし、伸びのある歌声、アジアの歌姫と呼称されるに相応しいものだった。中でも「空港」が一番好き。イントロはトランペットだが、サビはサックスだ。この曲は何度も練習したのでスラーでならメロディーは今直ぐでも吹ける。但しリズムもタンギングもなってないので人は聴き辛いはずだ。時間を掛けてでも得意な一曲にしたいと願望はあるのだが・・・・
ポツリポツリの雨なら何の其の、今日も少しだけど練習はやったよ。
昨日までは天候良かったけどねえ。気がついたのは空気が暖かいと響くというかトーンが良くなる気がする。このところ特に腹式呼吸に留意しながらやっているから少しずつではあるがその成果もあるかもしれないけど。
タンギングはやっぱりまだ苦手だが、これをやらないと演奏にはならないからね。8分音符が多いoldiesの「悲しき雨音」はこのタンギング練習にちょうど良い。
3連符曲はカッコいいと思う。まだ少ししか練習やってないけど。テレサ・テンさんの「空港」、裕ちゃんの「夜霧よ今夜も」もこの3連が多い。カッコ良く決めるようになりたいね。
寒いのもかなわんけどもうこの暑さだ。まだ4月初旬だというのにちょっと早過ぎる。おかげで気温によって響きが異なることがわかったけど。もちろん今の方が断然良い。
アンブッシュア筋力は練習によって作られると聞いていたが、今日はネット情報にあった、「上唇を歯に引き付けるように」を試したところ、確かにそうみたいだ。息漏れは少なくなるし、下唇の力抜きが楽になり、今までより結構良いトーンとなった。特に、調子のバロメーターであるD,D♯が良くなれば他のトーンも良いようだ。
愛犬と散歩中の中年女性が声かけてきた。
「熱心ですね、いつも聴いていますよ」、だって。
「いつもですか?恥ずかしいな。ここのどの辺りで聴いていたんですか?」
「この向こう側」と、結構離れている川向いの場所を指す。
「エッ、あんな所まで聞こえる?」。 実は騒音に耐えかねてその内に苦情が来るのではないかと気にしてはいたが、その旨を伝えると、「いいえ、いい楽器だし良いじゃない。私はナベサダがやっているかと思っていましたよ」、だって。うーん、きつい冗談だけどユーモア満開の人だ。
中ほどで今度はうら若き女性が近づいてきた。一見して高校生だ。しかも、以前にクラリネットでjupiterを聴かせてくれてたから見覚えがある。確かもう9年もやっていると言っていたな。その時、練習法教えてくれと要望されていたのを思い出したのか、「同じフレーズ何度も繰り返していたから気がついたけど、そこは確実に出来るまでゆっくりゆっくりやってから次第に早くもっていった方が・・・・私ね、気がついたらアドバイスしたくなってきて黙ってられないのよ」、だって。同情されてしまったかな。でも好い性格だな、こんな娘って。
来週で半年になるけど、まぁよくも続いたものだ。
まだ諦めないのは少しずつでも進歩の感触があるからか。ロングトーンも音が随分安定してきた。アンブッシュアでは唇の痛さもそう感じなくなってきた。スケール練習でも指が動かし易くなってきた。だがタンギングはまだほとんどダメ。立ち上がりをピーッときれいに出したいが、未だボンと鳴って後押し音のようだ。結局まだ息圧が弱いみたい。アンブッシュアの形とタンギングと息圧のバランスをどうとるかが今後の練習課題。
今までビデオで音を拾っていたが、日々の練習成果を確かめる為にもICレコーダーが欲しくなってきた。CD音質並みのPCMにするかMP3にするか迷うところだが、定額給付金を充てにしようか。
「あの丘越えて」をBメジャーに移調したけどラ♯キーがやたら多い。 |